先日、ぼっちんが自閉症と分かってすぐのころ
母の友人にぼっちんとわたしたち、互いの
『歩みより』が大切なんだと
教えていただいたことを書きました
その時にもう一つ教えていただいたことがあります
それは彼らを
宇宙人 だと思えばいい、ということ
「えっ?!」とびっくりされる方もいらっしゃるのではないでしょうか
宇宙人というのは少々変わった例えですもんね
正直わたしも一瞬「どういうこと?!」と
頭をひねったのを覚えています
あの頃は(一年前、ぼっちんが自閉症と診断されて間もなくの頃)
自閉症といってもまだその実態はほとんど掴めていませんでした
そんなまだ右も左もわからない状態のわたしに
これから自閉症の息子を育てていかなければならないわたしに
自閉症児と向き合う方法を教えようとしてくれたのだと思います
『この子たちは私たちとは全く違う感性をもつ生き物として捉えなさい』と
わたしたちが美味しいと思うものを美味しいとは思わない生き物で
わたしたちが楽しいと思うものを楽しいとは思わない生き物で
わたしたちには気にならないいろんな事が気になる生き物で・・・
彼らの感性は私たちからみればちょっとへんてこなだったり
逆にすごいっっと感心してしまうことがい~っぱいなんです

一度決めたことは何があっても曲げられないこだわりであったり

例えば白いものしか食べられないというこだわりであったり

雨が皮膚に当たるとチクチクと針で刺されたように痛いと感じる過敏さであったり

テーブルは全部まっすぐ並んでいないといられない几帳面さ?であったり

動物園に行けば、動物よりも柵ばかりを眺めるという???なところであったり

1,2歳ぐらいでも一つのことに夢中になると一時間でもず~っと同じことをしていられる集中力であったり

一回通った道ならどこに何があるかを全部インプットできる超越的な記憶力であったり

人によっては睡眠が極端に少なくてすむ人もいるとか・・・
少し思いついたものを並べてみましたが
やっぱり一般的な人たちとは違いますよね
わたしはぼっちんが自閉症だと分かる前は
あれができない
逆にこうじゃなきゃいけない
変な行動ばかりする
とぼっちんを自分の尺度ではかり
「なんでうちの子はこんなに他の子と違うのだろうか???」
「なんでわたしがこうしたら喜ぶだろうって思うことで喜ばないんだろうか???」
という疑問に頭を悩ませていました
そして自閉症だと言われても
本でいくら「自閉症の特徴」を読んでも
私の中でしっくりといく答えが見つかりませんでした
でも「全く異なった文化をもった宇宙人だと思えばいい」
それは私のなかでとてもしっくりきました
国が違えば文化も違う
全てをわたしの尺度で図ること自体が間違っている
それと一緒だ!!!
それまでモヤモヤしていた疑問がぱぁ~っと晴れたような気がしました
初めから自分とは違うんだって思っていれば
ヤキモキすることも減りますもんね♪
なぁ~んていっても・・・
この宇宙人は地球社会の一員として生きていかなければならないわけなので
わたしたちの文化も学んで頂かなけりゃ~いけません

だからやっぱり『歩みより』なんですよね
こちらばかりがこちらの文化を押し付けるのではなく
相手の文化も認めて、共存する方法を考えなければいけませんね
そうすることで宇宙人も地球で楽しく暮らしていけるんだと思います
それにしても・・・
わたしたちが当たり前だと思っているこの世の中
もしわたしたちがマイノリティーだったら?
彼らが『地球人』でわたしたちが『宇宙人』だったりして
なんでチョコなんてまずいもの食べてるの?
なんでばかみたいに皆で集まってたわむれてるの?
なんで?なんで?なことだらけでしょうね~

PS:もしもこの記事で気分を害された方がいらしたらごめんなさい。
「宇宙人」というのはあくまで例えで差別的な意味合いは
全くありませんのでご了承くださいませm(_ _)m

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